発表の補足
今回は発表タイトルにあったNext-L EnjuとNDLサーチに加えて、神戸市の事例を紹介させていただきました。もう少し図書館の業務(書誌情報のフォーマットとか)とNext-L Enjuそのものの説明を詳しくできればよかったのですが、やはり神戸のシステムを見たときの衝撃はすさまじく、「これは取り上げないわけにはいかない」「目録クライアントはRubyと直接関係ないけど、それでもこれはすごい」ということで、時間を割いて紹介させていただきました。
また、今回は図書館システムという、比較的大きなシステム自体のお話でしたが、本来は書誌データのWebAPIを介しての取得や編集など、クライアント側での利用方法も紹介する予定でした。ちょうど今月になって、国立国会図書館の典拠情報サービス「Web NDL Authorities」が公開されたばかりなので、特にRDF.rbは紹介できればと思ったのですが…。
- RDF.rb: Linked Data for Ruby http://rdf.rubyforge.org/
- SPARQLクライアント
- eeepub https://github.com/jugyo/eeepub
- EPUBの生成
- kindairb(近代デジタルライブラリーダウンローダ) https://github.com/hitode909/kindairb
- 近代デジタルライブラリーからの画像ダウンロードスクリプト
あと、図書館に関するシステムのコミュニティとして、code4libの名前をあわせて挙げておきます。「自分でシステムを作ろう」と思ったのは、code4libを見て「海外の図書館でもできるんだから、自分たちもできるはずだ」という気持ちを持ったからです。毎年カンファレンスを行っており、図書館サービスを向上させるためのたくさんのシステムの事例が紹介されていますので、興味のある方はぜひごらんになってください。もちろんRubyの事例もあります。
「図書館もなかなか楽しそうでしょ?」